パブリシティとは、広報活動の一形態で、企業や政府、各種団体などが、自分たちの事業や商品・サービスについての情報が無料でマスメディア等に取り上げられることを想定して情報提供をする手法です。
パブリシティには、メディアに取り上げてもらえるような情報が必要となります。その情報の一つとして、アンケート調査を実施し、その結果をパブリシティに生かすマーケティング活動を「アンケートパブリシティ」または「調査パブリシティ」と言います。
パブリシティのアンケート調査のポイント
パブリシティのためのアンケート調査のポイントは、いくつもありますがここでは次の3点について見ていきます。
(1)取り上げられやすいトピックを見つけること
パブリシティとして取り上げられやすい、多くの人が関心を持つテーマを見つけることが重要です。良くあるテーマだと、二番煎じとなってしまい取り上げられない可能性もあります。すでに同種の調査がないかを確認しておくことが重要です。
(2)客観性を確保すること
パブリシティの目的は広報ですが、そのための調査が偏っている、発信者にとって有利な形に誘導しているというのはかえって逆効果となってしまいます。パブリシティのためのアンケート調査こそ客観性と中立性が重要になります。
(3)自社の強みを生かせるテーマを選ぶこと
パブリシティの結果、自社あるいは自社の事業や商品・サービスが取り上げられれば知名度の向上が期待されます。しかしながら事業や商品・サービス自体に魅力や競争力が無ければ業績アップにはつながらない可能性があります。自社の強みが活かせるテーマとすることが重要です。
パブリシティのためのアンケート調査のヒント
- 取り上げられやすいテーマを見つけることは容易ではありません。他の調査結果があるものについて、不足している情報や新しい切り口などを見つけることは、よく用いられる方法です
- パブリシティのためだけに調査を行うことはコストパフォーマンスのよいものではありません。他の調査、例えば自社の認知度やイメージ調査などと同時に行うことによって費用を抑えることが可能です
- 継続できるテーマを選ぶと毎年調査を実施できて、調査企画の手間を減らすことが可能です。季節性があるものなどが比較的取り上げられやすくなります。自社の事業に季節性がある場合、市場の動向を調査し、その中にパブリシティのための調査項目を含めることも可能です
当社で行っているサポートサービス
パブリシティはPR会社の業務領域となります。ポイントで取り上げた(1)の取り上げられやすいトピックを見つけることや、パブリシティのための効果的なリリースなどのノウハウを持っています。
当社ではPR会社のアンケート調査の実施、調査結果のまとめ方のアドバイスなどのサポートを行っております。また、社内に広報の専門家はいるものの、アンケート調査には慣れていないなどのケースのサポートもさせていただいております。特にポイントの(2)の客観性の確保についてはアンケート調査の専門会社として得意とする分野です。