定性的調査とは
市場調査・マーケティングリサーチにはアンケート調査以外にもさまざまな手法があります。アンケート調査は定量的調査といい、調査結果は回答割合(%)や平均値などの数値で表します。
これに対して定性的調査は質的調査ともいわれるもので、対象者の意識や行動についての意見などの情報を集めるものです。アンケートのような量的調査と組み合わせて実施するとより効果があります。
なお定性的調査は、あくまでも質的な調査となりますので、その結果が全体でどのくらいを占めているかなど量的な調査の代わりにすることはできません。
インタビュー調査(訪問面接調査)
有識者や専門家、実務者などを対象として、訪問面接で聞き取り調査を行います。簡単に行えそうですが、調査対象者の選定や、調査票の作成、インタビューの進め方など、経験が必要な手法となります。是非専門家にご相談ください。
グループインタビュー調査
ひとつのグループに対象者を6人〜8人程度集めて実施します。司会者(モデレーター)調査テーマについて質問を行い、自由に発言をしてもらうことで意見等を集める方法です。グループの相互作用で意見が活発になることが最大のメリットです。
実施にあたっては対象者の募集(リクルーティング)や会場の手配などが必要になります。またモデレーターの質によって結果が左右されますので、モデレーターの確保もポイントとなります。
観察調査
観察によって調査をする手法です。例えば、小売業の店舗における人の流れや、買い物の様子などを観察して、問題点や課題を発見するような方法となります。