リサーチワークスでは、オンラインアンケートシステムとして、Lime Survey を利用したアンケート調査を実施しております。
Lime Surveyとは
Lime Survey は、世界中で利用されているオープンソースソフトウェアのWebアンケートシステムです。GPL ver.2以降のライセンスで、商用利用を含む利用が可能となっています。海外製のソフトですが、日本語の環境についてもひと通り揃っています。
Google Forms や Microsoft Forms を使ってアンケートを実施することも可能ですが、より本格的なアンケートの実施が可能なシステムとなっています。
Lime Surveyの主な機能
Lime Survey の主な機能は、次のとおりで多くのアンケートに対応できます。詳しくはマニュアル https://manual.limesurvey.org/LimeSurvey_Manual/ja を参照してください。
質問形式
- 単一選択(SA): ラジオボタン、プルダウン等の単一選択
- 複数選択(MA):チェックボックス等の複数選択
- マトリックス(配列):表形式の設問形式
- 自由回答: 1行形式、複数の1行形式、複数行のテキストボックスなど
質問の機能
- ランダム表示設定 :選択肢の表示順を毎回ランダムに表示する機能
- 排他設定:複数回答で「いずれもあてはまらない」などと、他の選択肢が選択できないようにする
- 条件分岐:質問の回答によって、次の質問を分岐させる
- 複数ページ:質問毎、グループごとなどで複数ページの表示
アンケートの管理
- 案内メールの配信、お礼メールの配信、未回答者のみの督促メールの配信
- アンケートの開始、終了日時の設定
- トークン(パスワード)を使ったクローズドアンケートの実施
Lime Survey が苦手なこと
Lime Survey は多機能なアンケート調査システムですが、海外製のソフトウェアということもあり、標準機能では次のように日本に合わない点もいくつかあります。
- 確認画面が標準では用意されていない
- ID、パスワードの両方を設定することが難しい(トークンでの認証は可能)
- 表形式のアンケートは形式が限られることがある
- 日本語化が翻訳調で修正が必要になるケースがある
Lime Surveyを利用するメリット
1.豊富なアンケート調査機能
上記のとおり、充実したアンケート機能があります。Google Forms や Microsoft Forms などでは実現できない質問形式や、案内メールの配信やパスワード制限などの管理面も充実しています。
2.ローコストで実施可能
オープンソースであるため、システム自体の費用が掛かりませんので、比較的ローコストでの実施が可能です。特にひと月以上など比較的長い時間で、回答数が多い場合などに有効です
3.デザインや独自ドメインなど柔軟な運用が可能
デザインテンプレートを使って、ロゴの挿入や色を変更するなどのデザインの変更が可能です。アンケートの案内メール、お礼メールについても変更が可能となっています。またDNSの設定の設定で、独自ドメインの割り当ても可能となっております。
アンケートサイトの構築
Lime Survey では「ようこそページ」という案内ページを表示できますので、単独でもアンケートページを作成することが可能です。Lime Survey 単体ではあくまでも「アンケートの表紙」といった感じとなってしまいますので、ページの表現に限りがあり、複数のページに対応できないなどの限界があります。
このような場合、当社ではフロントページを同じくオープンソースであるWord Press で構築するサービスも行っております。これによりフロントページ自体をパスワード保護したり、複数ページを設定したり、お問い合わせフォームを設定したりすることが可能になります。また、アンケートがトラブルになることに備えて、予備のアンケートを設定しておき、フロントページからのリンクを変更することでトラブルの際に切り替えるなども可能です。
主な実績
当社では、独自ドメインの設定や、柔軟な運用方法などにより、中央官庁、地方自治体、商工会議所、民間企業などの各種調査で調査の実績があります。
Lime Survey を利用したアンケート調査サイトの構築もぜひ当社にご相談下さい。